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正座の効能

知って得する正座の効能

あなたは日頃、正座をするでしょうか?
正座をしない、正座が出来ない日本人が増えていますが、正座には心や体に大きな恩恵をもたらす事を知らない方は多いと思います。
ここではそんな正座の効能をお伝えします。

①座り姿勢が改善

人間は座っている時が最も姿勢が崩れやすく、腰を丸めて座ったり反り過ぎたりしているのですが、正座をすると座っている時の骨盤の傾きを正す事が容易になり、理想的な姿勢作りが出来るようになります。もちろん良い姿勢を意識していればという前提です。
お尻の感覚に加えて足の裏でもお尻の存在を感じ、骨盤を意識しやすくなるのです。

正座を日常的にする人は椅子に座っていても姿勢の気を付け方がとても上手になりますよ。
姿勢が良くなれば体に良い事が沢山あるのは言うまでもありませんよね。

②足首と膝の柔軟性が付いて歩行姿勢改善

足首が柔らかいと、しっかりと蹴って歩く事が出来るようになるので、歩行姿勢や運動能力も上がり、足腰全般のケガをしにくくなり、全身の筋肉もバランス良く発達します。昨今の若い人に膝のケガが多いのは正座をしないからだという説もあります。

③脳の疲れが回復

膝を完全に折り曲げるので太ももの前側が柔らくなりますが、この柔軟性が付くと脳の疲れが取れやすくなります。
正座で瞑想をすれば効果が大きくなりそうですね。

④腰痛予防効果

太ももの前側が柔らかいと直立した時に骨盤を前傾方向に誘導しなくなるので、反り腰による腰痛を防いでくれます。
また、腰が丸まって腰痛になる方も正座をしている姿勢が身に付けば腰痛は消えて行きます。
腰が反って痛む人も丸まって痛む人も効果が見込めるなんて素晴らしいですよね。

⑤ポンプ作用による血管運動

足は第二の心臓等という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、足の裏に次いでふくらはぎのポンプ作用が血管運動の手助けになります。普段運動をしない方、歩行が少ない方は特にお勧めです。

⑥リンパ液の流れを補助して浮腫み改善

前述のポンプ作用は血管だけでなくリンパ液の循環補助にもなります。立ち仕事やデスクワークなどで足のむくみや静脈瘤の心配がある方にもお勧めです。

⑦末端冷え性の改善

足先が冷える方にも正座はお勧めです。夜布団の中で足が冷たくて眠れない方は就寝前の1分だけで良いので是非お試しください。

⑧胃腸の働きを整える

正座をするとスネの前側が伸ばされますが、こちらは胃の働きを助ける作用と、気分の落ち込みや鬱症状を緩和するポイントになります。また、太ももの前側が伸びる事で大腸の動きを良くする効果にも期待できます。

正座のデメリット

一方で正座に関しての悪い噂もあります。
その代表に「脚が短くなる」という噂です。これに関しては私も調べてみましたが医学的な根拠は見つかりませんでした。
日本人は西洋人より腸が長いから胴長で相対的に脚が短くなっているという説が有力です。
もう一つは膝の関節が悪くなる。これに関しては毎日何時間も正座をしていると膝が痛み出す事は確かにあります。
なんでも「ほどほど」ですね。

ではどんな時にどのくらい正座するのが良いか、私のおすすめの正座活用法をランキング形式で
お伝えして終わりたいと思います。

おすすめ正座活用法

1位 食事中
良い姿勢で食事を採ると消化管も働きやすくアゴのバランスも整い、良い姿勢が定着しやすくなります。

2位 起床時
朝起きて正座をすると脳が目覚めて呼吸が整い集中力が上がります。朝日を浴びながらだと更に良いですね。

3位 ストレスを感じた時
心の乱れは姿勢の乱れ。姿勢が整えば心も整います。目を閉じて1分間深呼吸をしながら正座してみましょう。

4位 就寝前
昼間の脳の疲れと感情の偏りをリセットして深い睡眠がとりやすくなります。部屋を暗くして3分ほど瞑想
すると更に効果的です。

5位 真剣な話をするとき
叱られている時や叱っている時も正座がお勧めです。感情に走りにくく冷静に問題を整理する事が出来るはずです。

いかがだったでしょうか。

心と体を整えてくれる良いことだらけの正座。

これを活用しない手はないと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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